風鈴

猫 サイエンス 哲学

解きほぐす

在宅勤務に切り替わって2ヶ月が過ぎた。
浮いた往復四時間の通勤時間の殆どは、猫たちを撫でる時間に置き換わった。読書時間は激減し、猫たちはいい具合に付け上がっている。もっと撫でろと云わんばかりに尻尾でびたん、びたんと威嚇してくる。

noteの方にROMオンリーのアカウントを保有していたのだが、長門先生にフォローを返していただけたのが嬉しくて、記念に一本投稿してしまった。しかしこちらのblogは放置しているということに何となく後ろめたさを感じ、久しぶりにはてなに投稿してみたりしている。膝の上には調子づいた黒猫が寝ている。

ある種のメタメッセージだけれど、届くところには届くだろうと思いツイートしたのでした。昨日からPythonの勉強を始めているのです。仕事上、部署に他にコーディングできそうな人がいないから、というのが最も大きな理由のひとつ。けれども、他の誰かがその役を担うことになったとしたら、私は恐らく落ち着かない気持ちになっただろうな。提案が通ってよかった。それなりにやってみるよ。


目の前の情景を言語に置き換えてしまう癖がある。景色がほどけるように文字になる。
雑多に漂う言葉以前の現象を解きほぐすことに夢中になる。
そうして臨場感を俯瞰して、感情を置き去りにする。
痛みや心地よさを忘れ、気がつけば痺れている脚のように、あとからそこに感覚が存在していたと気づくんだ。
もう少し自分の感情や感覚に対して丁寧に耳を傾けたいな。いつか自分自身も情景の一部に組み込むことができるように。

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