風鈴

猫 サイエンス 哲学

溶かす。

Twitterを眺めていると雑踏の中に紛れている気がする。知り合いと時々すれ違う雑踏。でも、ふと顔を上げると、しんと静寂。
Twitterには人の温もりがあって、開けば確かにいつも誰かがそこにいるということが、孤独感を遠ざける側面は間違いなくある。時には現実の付き合いより深い話ができたりもするし、本当に運用次第なんだなということを感じている。
私はずっと何年もツイ廃人間だった。しかしここ一年位、平均ツイート数が最盛期の1/3~1/5程度に減った。それはひとえに、読書時間を確保したかったからなのだけれど。実際、読書量は数倍増えたな。


時間は溶ける。何に溶かすかは自分次第だし、自分が納得できる使い方ができるのなら、それがよいと思う。Twitterでも、よいと思う。私の場合はTwitterではなく読書だった。そのことにようやく気づけたところ。
ただ、大切なことを沢山学んでいるし、人生を変えるような出逢いの多くをTwitterから得ることができたことも間違いない。私にとってこれまでTwitterに費やした時間は、無駄ではなかったと思う。これからも、きっと無駄ではないだろう。


気持ちのトリガーみたいな歌を口ずさむ。
何もせずに手に入れたいと駄々を捏ねる自分を恥ずかしいと思える程度には外側から観察できる。
だから伝わりませんように。
伝わりませんように。

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人生を変えた出逢いを、思い返してる。
人だけじゃなく、断片的な言葉や感情、本や情報などから「与えられた」ものもあれば、奪い或いは去りゆくことで「失われた」ものもある。
楽しいこと嬉しいことばかりが人生を変える訳ではない。けれどそういうものも含めて今の自分が在るということを噛み締めているんだ。